利用するユーザーにとって不用品回収業者を利用するメリットは、「部屋からの搬出から回収まで一貫して任せられるので楽」という点が挙げられると思います。
とはいえ、業者が自宅に訪問するまでに準備すべきことがあり、依頼の連絡1本しただけで万事解決というわけにはいきません。
そこでこの記事では、不用品回収を利用する際、当日までに準備すべきことについて詳しくご紹介したいと思います。
目次
不用品回収の利用で当日準備するメリット
この後、不用品回収の利用で当日までに準備すべきことをいくつかご紹介しますが、先に準備するメリットについて簡単にお話ししたいと思います。
事前準備の主なメリットは以下の通りです。
- 回収作業が早く終わる
- 費用を抑えられることがある
- 大事な物やデータを誤って引き渡さずに済む
基本的に分別せずに不用品回収業者を呼んでも対応してくれますし、解体や取り外しが必要な家具や家電も業者側が対応してくれます。
つまり、「丸投げ」できることが不用品回収を利用するメリットなのですが、ある程度依頼主側でも準備しておくと作業が早く終わり、自分の時間が増えます。
また、業者によっては分かりづらい料金プランに加えて「オプション」という伏兵が潜んでいますので、請求額が高くならないためにもやはり事前準備はしておくと安心でしょう。
不用品回収の利用で当日準備すべきこと
さて、不用品回収の利用で当日準備するメリットについては、大雑把にはご理解できたかと思います。
この章では、具体的に当日までに何を準備すべきなのかを詳しく解説いたします。
6つご紹介しますが、読者様が不用品回収を利用するシチュエーションによっては不要なものもありますので、ご自身の利用状況に合ったものを実践してください。
引き渡す家具や家電の中身を確認・整理
不用品回収業者に引き取ってもらう家具や家電の中に、処分しては困るものがないか確認しましょう。
例えば業者によっては、「中身の詰まったタンスを中身ごと回収してほしい」「庭にある物置の中身を全部回収してほしい」といった依頼方法もできます。
依頼する側からしても時間に余裕がなかったり、そもそも分別するのが億劫だからこそお金を払って業者を利用しますから、中身を確認せず依頼する方も多いわけです。
しかし、実は引き取ってもらったタンスの中に、処分するつもりはなかったブランド物や金品、大切な思い出、へそくりがあった!ということが本当によくあります。
良心的な業者の場合、回収前に中身を確認して本当に引き取って良いのかヒアリングしてくれますが、全ての業者がそうとは限りません。
パソコン内のデータ確認
ほとんどの自治体では「資源有効利用促進法」という法律により、不要なパソコンにはリサイクルの義務があります。つまり、通常のごみ収集には出せません。
そのため、パソコンの処分方法として不用品回収を利用する方が多いのですが、パソコンは正しい手順で内部データを削除しないと復元ができてしまいます。パソコンだけでなくカメラやスマホなどのデータも同様です。
ある程度の分別作業
食器や衣類、雑多な細かい不用品は、ダンボールやごみ袋などに分別してまとめておくことで、業者側がスムーズに回収作業することができ、結果として早く終わります。
ダンボールや袋などにまとめる際は、大雑把で良いので金属・陶器・紙・衣類などの材質別に仕分けましょう。というのも、不用品回収業者でも回収を受け付けていないものがあり、回収前に必ず確認するためです。
また、長さのあるものやバラバラになってしまうものは、持ち運びがし易いように紐などで縛っておくと良いでしょう。
1箇所にまとめておく
回収してもらう不用品は、玄関先や空室など1箇所にまとめておくことで作業時間を大幅に減らすことができます。
とはいえ、解体や取り外しをしないと動かせないものは無理に1箇所にまとめようとせず、業者にお任せするのがベストです。
家具の解体
ベッドや組み立て式の棚などの家具は、解体できるように作られているものが多いです。
業者によっては、家具の解体は別途オプションとして費用が発生する場合があるので、工具を使って自身で解体することで費用を抑えることができます。
ですが、慣れない解体作業を行うと怪我をしたり床や壁を傷つけてしまう可能性があります。あらかじめ解体作業に料金が発生するか回収業者に問い合わせし、料金が発生しない業者を選びましょう。
冷凍庫内の霜を取る
冷凍庫内に霜ができている場合、搬出や運搬中に霜が解け出して水滴になり、思わぬ事故に繋がってしまう場合があります。
業者が訪問する時間の3時間以上前に電源をオフにして、水滴を完全に拭き取りましょう。
基本的に新しい機種の冷凍庫では霜が発生しないものがほとんですが、念の為冷凍庫内の様子を確認しておくと安心です。
まとめ
不用品回収は確かに丸投げできる便利屋さんですが、ある程度依頼主側でも準備をしないと思わぬトラブルが起こることがご理解できたかと思います。
しかし、そうした負の面だけでなく、準備したことで作業時間が短くなり自分の時間が増えるというメリットもあるので、ぜひこの記事を参考に実践してください。