いざアンティーク家具を手放そうとした時、重量があるため運び出せなかったり、中には売却して現金化することを考える方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、売れるアンティーク家具の特徴や、不用品として処分する際の4つの方法を解説します。
それぞれメリットがある反面デメリットもあるので、この記事を参考にご自分に合った方法を選択してください。
目次
アンティーク家具とは?
アンティーク家具は、一般的に製造年月が100年以上前の古い手工芸品や工芸品、美術品のことを指します。
またその他にも、
- 100年未満の家具でも古くて味わいのある家具
- 新品の家具でも古い味わいが出るように加工されているもの
は総じてアンティーク家具と呼ばれることがあり、ウォールナットやチーク、マホガニーなどの高級天然木が使用されていて、職人の手作業による細かな装飾が施されているという特徴を持ちます。
手放したい家具がアンティーク家具か否かを判断する際は、上記の特徴があるかどうかをよく確認しましょう。
【処分前に確認】売れるアンティーク家具の特徴
売れるアンティーク家具の特徴として、需要の高いアンティーク家具のジャンルであるかどうかという点が挙げられます。
主に以下のジャンルが需要のあるものです。
- イギリスアンティーク家具
- フランスアンティーク家具
- 北欧ヴィンテージ家具
- アメリカヴィンテージ家具
- 和製アンティーク家具
イギリスアンティーク家具
イギリスは、元来古い家具を大切に使い、後世に継いでいく文化がある国なので良質なアンティーク家具が数多く残っており、普遍的に人気が高いジャンルです。
イギリスアンティーク家具の中でも、
- マホガニー材
- ウォールナット材
- オーク材
など高級木材で作られた家具や、
- 彫刻
- 象嵌細工
- ろくろ装飾
など豪華な装飾が施されているものは、特に高価買取が期待できます。
フランスアンティーク家具
フランスもイギリスと同様に上質なアンティーク家具が数多く残っており、日本国内でも非常に人気のあるジャンルです。
フランスアンティーク家具でもやはり、
- マホガニー材
- ウォールナット材
- オーク材
など高級木材で作られた家具が人気で、高価買取が期待できます。また、寄木細工や猫脚などの装飾が施されたものは特に注目されています。
北欧ヴィンテージ家具
北欧ヴィンテージ家具は、ウッディかつシンプルな特徴を持つので、流行に左右されず常に高い需要があります。
なかでも、
- ローズウッド材
- チーク材
- ウォールナット材
などの高級木材で作られた北欧ヴィンテージ家具は、素材の価値が高いので高価買取が期待できます。
アメリカヴィンテージ家具
アメリカヴィンテージ家具は、ミッドセンチュリー期のモダンな家具が特に人気です。
なかでも北欧家具と同じく、
- ローズウッド材
- チーク材
- ウォールナット材
などで作られたヴィンテージ家具は高価買取が期待できます。
和製アンティーク家具
和製アンティーク家具は、主に江戸・明治・大正・昭和初期頃に作られた古い家具を指します。
和箪笥や文机、座卓などの和風の家具だけでなく、西洋のデザインの影響を受けた大正時代の家具や、昭和レトロな家具も一定数の需要があります。
特に
- 佐渡箪笥
- 仙台箪笥
- 庄内箪笥
- 二本松箪笥
などの名産地で作られた和箪笥や、大正ロマン溢れる質の高い家具などは希少価値が高いので高価買取が期待できます。
また素材で言うと、
- ケヤキ材
- 唐木材
- 屋久杉材
- 黒柿材
などで作られた和製アンティーク家具は買取チャンスがあります。
しかし、ただ年数を積んだだけのアンティーク家具には価値が付かない可能性もあります。
【☆ポイント☆】
高値で売却するためにも、上記のアンティーク家具のジャンルに加えて、ブランド物であるかどうか、伝統工芸技術が施されているかどうかも確認しておきましょう。
一般の方が価値を判断するのは不可能に近い
とはいえ、アンティーク家具の価値を一般の方が判断しようとするのは不可能に近いでしょう。
というのも、作られた場所や時代によって幅広いデザインがあり、使われている素材や装飾などもバラバラ、さらには作品名やブランドがわかりにくいアンティーク家具があるため、プロですら判断が難しいからです。
なので、手放したいアンティーク家具に買取価値があるのか知りたい方は、アンティーク家具を専門に扱った業者に査定してもらうことをおすすめします。
アンティーク家具専門買取業者にはプロの鑑定士が在籍しているので、正確に家具の価値を判断してもらうことができます。
アンティーク家具の4つの処分方法
実際は、ここで紹介する他にも処分手段があるのですが、デメリットが強く現実的ではないので厳選した4つをご紹介します。
①アンティーク家具買取専門業者に依頼
アンティーク家具には定価というものが存在せず一点ものなので、制作地や作品者名、ブランド名などのルーツを明確に判断するには、相応の経験や知識が求められます。
なので、アンティーク家具の売却先にはリサイクルショップや一般の家具買取専門店などがありますが、価値のあるアンティーク家具を安く手放さないためにも、アンティーク家具を専門に扱った買取業者を利用することをおすすめします。
【☆業者を選ぶ際のポイント☆】
買取業者の質は買取実績数に比例するので、買取実績ページや商品ページをチェックして、アンティーク家具を多く取り扱っている業者を選ぶ。
②自治体にゴミとして出す
①の方法で売れなかったアンティーク家具や、売却を考えておらず処分をしたい場合は、お住まいの自治体の粗大ゴミ収集を利用して処分することができます。
自治体によって粗大ゴミの定義が異なりますが、ほとんどのアンティーク家具は粗大ゴミに該当するので、以下の手順で処分してください。
手順①:お住まいの地域の「粗大ゴミ受付センター」に、電話・インターネットで申し込む(予約)。※自治体によってルールは違うので、お住まいの市区町村の自治体ホームページにてご確認してください。
手順②:有料ゴミ処理券を「粗大ゴミ処理券取扱所(コンビニや薬局、スーパー等)」で購入。
手順③:購入した処理券に受付番号または名前を記入し、キッチンカウンターに貼り付ける。
手順④:指定された収集日に指定の収集場所に出して完了。
ただし、アンティーク家具を自宅内から自宅外の指定場所まで自分で運ばなくては行けないので、怪我や事故を起こさないように注意してください。
特にエレベーターの無い集合住宅にお住まいの方や、運ぶのに自信が無い方は後述する「不用品回収業者の利用」をおすすめします。
【可燃ゴミで出せることも】
ノコギリやハンマー、釘抜きなどの工具があれば、細かく解体することで可燃ゴミに出すことも可能です。その際は、留め具や飾り具などの金属部品は可燃ゴミに出せないのでしっかり分別を行なってください。
③買い替えなら家具屋の引取サービスを利用
家具屋で新しく家具を買い換える場合は、不要になった家具の引き取りサービスを行っているか確認してみましょう。新しい家具を搬入してくれるスタッフが、同時に搬出作業にも対応してくれるかもしれません。
引き取り料金は、家具屋によって無料の場合もあれば料金が発生することもあるので、利用前によく確認しておいたほうが良いでしょう。
④不用品回収業者に依頼
自力でアンティーク家具を運び出したり、粗大ゴミ収集を申し込むのも手間だと感じる方は不用品回収業者の利用がおすすめです。
自治体の粗大ゴミ収集では、申し込み日から最低1週間以上待つ必要がありますが、不用品回収業者の場合は最短即日に訪問し回収してくれます。
そのほかにも不用品回収には以下のような多くのメリットがあります。
- 電話1本もしくはインターネットやLINEで簡単に依頼できる
- 希望の日時に回収しに来てもらえる
- 運搬や分別、解体、取り外しなどの全ての作業を任せられる
- 業者によっては深夜や早朝に来てもらえる
- 同時に処分に困っていた他の不用品を回収してもらえる
弊社の『不用品回収ルート』でもアンティーク家具の回収依頼を承っており、業界最安値で対応させていただいており、追加料金も発生しません。
また出張見積もりは無料なので、費用面が気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ
アンティーク家具は素人では判断が難しいので、売却をお考えの方はアンティーク家具専門の業者に査定を出しましょう。その際は、業者によって査定額には幅がありますので、2~3社で相見積もりして比較してみてください。
しかし、出張査定をしていない場合は自力でショップまで運び込む必要があり、せっかく運んでも売れないこともザラにあります。
売れなかった場合は、自治体の粗大ゴミ処分ルールに則って処分するか、不用品回収業者に回収に依頼する場合は業界最安値の「不用品回収ルート」にご相談ください。