炊飯器は日本の家庭には欠かせない、生活との密着度が高い家電です。あまり壊れることもないので、いざ処分したいとなると、どのように捨てればよいか分からない方も多いのではないでしょうか?
最近炊飯器の調子が悪い方などのために、炊飯器を処分するタイミングについて、また処分する時にはどのような処分方法があるのか、といった内容について順に解説いたします。
目次
炊飯器を処分するタイミング・目安
炊飯器の買い替え・処分のタイミングは主に4つあります。
- 炊飯器や炊けたご飯から変なにおいがする
- 温度調節がうまくいかず、炊けたお米が美味しくない
- 今の炊飯器の容量では足りなくなった
- 電源が入らない
順を追って解説いたします。
炊飯器や炊けたご飯から変なにおいがする
まず一つ目は、炊飯器や炊けたご飯のにおいが変なケースです。
原因としては、炊飯器内に細菌などが増えてしまっていることが考えられます。お米の主成分であるでんぷんが細菌に好まれる成分であることもあり、炊飯器の手入れが不足していると異臭を放つことがりますね。
一度そうなってしまうと、なかなかにおいは取れません。せっかくのご飯も美味しくなくなってしまいますので、買い替えや処分を検討した方が良いでしょう。
温度調節がうまくいかず、炊けたお米が美味しくない
次のケースは、温度調節機能がうまくいかないケースです。炊けたご飯がべちゃべちゃだったり、ごはんが焦げてしまったりするので、美味しいお米を炊くことができません。
原因としては、以下の理由が考えられます。
- 長時間水につけっぱなしにしてから炊く
- 古米を使用した
- 水の分量を間違えてしまった
しかし、これらに該当しない場合は炊飯器そのものが壊れている可能性が高いです。
毎回炊くお米が美味しくない場合は、故障を疑った方が良いでしょう。
今の炊飯器の容量では足りなくなった
上記2つのケースは、炊飯器が壊れてしまった場合のお話でしたが、単純に必要な量のお米を炊くのに今の炊飯器では炊けなくなったケースもあるかもしれません。家族が増えた・恋人と同棲を始めたなど、今までの炊飯器が使えなくなるケースはたくさんあります。
こういった場合はまだ壊れていなくても、買い替えを検討した方が良いでしょう。
電源が入らない
電源が入らない・炊飯ができない・予約機能が使えないなど、一部の機能が完全に使えない場合は間違いなく故障です。故障している炊飯器でお米は炊けないので、すぐに処分や買い替えをしましょう。
電源が入らない場合は、コードが断線している可能性などもあります。火災の原因にもなりますのですぐに処分しましょう。
炊飯器の正しい処分方法
お手持ちの炊飯器を捨てると決めたら、正しい処分方法で捨てなければなりません。様々な方法がありますが、基本的には自治体のルールに従って処分する流れになります。
その他の方法もご紹介しますので、あなたにとってベストな方法を利用してみてください。
①不燃ごみとして処分する
まずは、不燃ごみとして炊飯器を処分する方法です。不燃ごみとして炊飯器を処分しても、その後自治体がリサイクル処理してくれる場合があるので、自治体が許可していれば問題なく不燃ごみとして処分可能です。
ただし、大きな炊飯器などは不燃ごみではなく後述の「粗大ごみ」として扱われる場合があります。必ず確認するようにしましょう。
②粗大ごみとして処分する
先ほど申し上げたように、炊飯器の大きさによっては不燃ごみとしては回収されない場合があります。東京都中央区を例に上げると、「一辺が30cmを超えるごみ」は、粗大ごみであるとしています。

粗大ごみとして処分を依頼する流れは、各自治体に問い合わせるか、ホームページを確認するなどして把握しましょう。粗大ごみの定義も自治体ごとに異なるので、あわせて問い合わせしてみても良いかもしれません。
③自宅付近のごみ処分センターに直接持ち込む
もし、自宅付近にごみ処分センターがあるなら、直接持ち込んで処分を依頼する方法もあります。少々面倒かもしれませんが、粗大ごみとして処分するより手数料が抑えられる可能性があります。
冷蔵庫などの大きな家電では運搬が大変ですが、炊飯器程度なら持ち込んでみても良いかもしれません。粗大ごみとして処分する場合と金額がさほど変わらないケースもあるので、先に電話などで確認すると確実ですね。
④家電量販店の下取りサービスを利用する
もし炊飯器を買い替えるようでしたら、家電量販店の下取りサービスを利用する方法もございます。「下取り」という形になるので、基本的に手数料は無料。また炊飯器の状態なども関係ありません。
しかし、買い替えを検討していない場合は利用できないので、注意しましょう。
買取が可能な炊飯器は「不用品回収ルート」へ
上記では、炊飯器を処分・下取りしてもらう内容について解説いたしました。しかし、中には「まだ使える炊飯器を手放したい」といったケースもあると思います。
そんな炊飯器は、手数料をかけて処分するよりも「買取」してもらった方がお得です。

まとめ
炊飯器の処分・買い替えのタイミングと、処分方法についてご紹介いたしました。様々な方法があるので、あなたにとってベストな方法を選びましょう。