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粗大ごみNG!不要な金庫の処分方法と費用相場

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不要になって処分するときに頭を悩ますものの代表が「金庫」です。金庫は用途上、堅牢で耐火性があるつくりのため、一般的なごみとして処理することができません。自治体で回収している不燃ごみ、粗大ごみ、どちらでも取り扱っていないため、自分で有償で処分するしか方法がありません。

 

唯一無料で処分する方法として、新しいものに買い替えして下取りしてもらう方法があります。でも買い替え予定でない方は、どのように処分すると良いのでしょうか。

 

ここでは不要になった金庫の処分について、売却や有償での処分方法、費用相場、注意点について具体的にくわしく解説します。また、鍵を開けられなくなってしまった金庫はどうすると良いかも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

金庫の処分で知っておくべきこと2つ

まず最初に、金庫を処分するうえで知っておくべきことが2つあります。金庫は貴重品を守るために特殊な構造で作られており、そのために安易にごみとして捨てることができません。

金庫は不燃ごみ、粗大ごみに出せない!

冒頭で触れたとおり、金庫は不燃ごみ、粗大ごみに出すことができません。
金庫には大きくわけて火災対策用の「耐火金庫」、盗難、犯罪防止用の「防盗金庫」の2種類があります

 

耐火金庫は、JIS規格試験で「火災発生から0.5~2時間、金庫内の温度が177℃以下であること」「9.1mの衝撃落下試験に合格していること」という基準を満たしている必要があります。そのため断熱性に優れた気砲コンクリートを使って金庫が作られるのですが、この耐火材には水分が含まれており、火災時にこの水分の気化熱によって金庫を冷却する仕組みになっています。水分は時間と共に抜けていくため、JIS規格の条件を満たせるのは20年までとなっています。耐火金庫に使用期限があるのはこのためです。

 

一方の防盗金庫は、日セフ(日本セキュリティファニチュア協同組合連合会)が防盗基準を設けており、既定の工具(ドリル、ハンマー、バーナー等)を用いて金庫をこじ開けようと攻撃したとき、どれくらいの時間耐久性があるかを数値化して表示しています。

 

これらの耐久性基準を満たすために、金庫は特殊合金や気泡コンクリート、スチール、鋼材、プラスチックなど、様々な素材を複合的に組み合わせて製造されており、通常の方法でごみ処理することができないようになっています。そのため自治体では回収不可となっていることがほとんどです。一部の自治体によっては「手提げ金庫」だけは回収可能な地域もありますので、まず最初にお住いの自治体の粗大ごみ対象商品を確認して下さい。

金庫は購入店で処分が基本

不要になった金庫は購入店で処分してもらうのが基本です。販売店は金庫が不燃ごみや粗大ごみとして処理できないことを前提に販売しているため、回収の義務があるわけです。購入店によっても、金庫を指定場所に持ち込めるのか、出張回収が必要かで費用は大きく異なりますので、まず最初に購入店に問合せしてみましょう。

 

購入店によっては、買い替えが条件で無償で下取りしてくれるところもあります。古い金庫を手放して、新しい金庫に買い替える予定の場合は、購入店で下取りしてもらうのが1番簡単に処分できる方法です。買い替え予定がない場合には、有償で処分を依頼することになります。予算的には5,000円~30,000円と幅広いようです。

 

購入店舗がすでに閉店していたり、引越しをして購入店から離れた場合は、別支店のメーカーへ問い合わせてみると良いでしょう。譲り受けたり、自分が購入していないため「購入店がわからない」という場合でも、問い合わせてみる価値はあります。

金庫を処分する前に種類・鍵・メーカーを確認しよう

金庫と言っても様々なタイプがあります。一般的な家庭向けのものなのか、会社向けの大きなものかで処分の仕方も費用も大きく変わります。処分するときには必ず必要になることなので、まず処分したい金庫の種類、鍵のタイプ、メーカー、サイズ、重量などを確認しましょう。

金庫の種類

大きく分けて「据え置き型」か「手提げ型」に分類されます。金庫としては「耐火」「防盗」「防水」などの機能があります。「耐火金庫」「防盗金庫」はJIS規格や日セフのシールが貼られていますので、金庫の横や後ろを見て確認しましょう。

 

・「据え置き型」
防犯性に優れた重さが30kg以上あるもの
・「手提げ型」
お札やコインを入れて持ち歩ける形状のもの

金庫の鍵タイプ

金庫の開閉にどのような方式の鍵が使われているかで分類されます。

 

・「ダイヤル式」
1から100までの数字を4回回して開閉するもの。
1番オーソドックスで信頼性の高いスタイルとして古くから使われています。

 

・「シリンダー式」
鍵で開閉するもの。
鍵があれば誰でも開けることができるため、旅館やホテルなど共有されるような金庫で多く使われています。

 

・「テンキー式」
暗証番号を入力して電子認証で開閉するもの。
縦横ボタン4桁の数字を入力します。こちらは鍵を紛失する心配がないため、旅館やホテル、ロッカーなど幅広い場所で使われています。

 

・「磁気カード式」
ICカードを通して開閉するもの。
高額な金庫。セキュリティが高いので、高級ホテルなどで使われています。

 

・「生体認証式」
指紋、静脈、顔などを認証して開閉する比較的新しいもの。
かなり高額な金庫のため、一般家庭にはまだあまり普及していません。

金庫のメーカー

金庫専門メーカーと大手総合メーカーのものがあり、それぞれに家庭向け、オフィス向けで需要が異なります。家庭用金庫で人気が高いのは、EIKO(エイコー)、Sentry(セントリー)、クマヒラです。金庫の主なメーカーは以下の通りです。

 

・EIKO(エイコー)・Sentry(セントリー)・クマヒラ・Diamond Safe(ダイヤセーフ)
・Jessmst(ジェスマット)・セガワ・ディプロマット・アスミックス・サガワ・プラス
・コクヨ・イトーキ・オカムラ・アイリスオーヤマ・アイ・エス・ケイ・カール事務機など

サイズ・重量

金庫を持ち出すときに、どれくらいの人手や重機が必要になるかの目安になります。

 

金庫は厚みがあるので、外周と内周で大きくサイズが異なります。A4サイズが入る金庫であれば、重さも40kg相当になるため、運び出すためにはかなりの労力が必要になります。大型の金庫や備え付けタイプの金庫は個人で重量を測るのが難しいので、業者はメーカーとサイズでおよその重量を試算します。外周サイズだけは正しく測定しておきましょう。

 

ちなみに設置場所が地下や2階以上の場合には、運び出すために階段を使うことになり、処分費用に加算されることもあります。

鍵の開閉と製造年月で売却可能かどうか決まる

処分したい金庫の鍵は開きますか?金庫としてまだ使うことができますか?ごみとして処分するのか、売却可能かどうかは、この鍵の開閉状態と製造年月によって決まります。

鍵の開閉について

親の相続、実家や倉庫などの片付けで開かない金庫を引き取った場合には、まず鍵を開けることから始めなくてはいけません。「鍵をなくした」「暗証番号を控えていた紙が見つからない」という場合も同じで、まず開けてから処分や売却をすることになります。

 

金庫の鍵のタイプが「テンキー式」の場合は、自力で開けられる可能性があります
「テンキー式」の金庫は、乾電池で作動するため、1日1~2回開閉していれば1年ほどで電池切れになります。そのため電池切れで開かなくなっている可能性があるので、無理に壊したりせず、取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせるなどして先に電池交換を試みると良いでしょう。暗証番号のリセット方法もあるので、慌てずに試してみて下さい。

 

「シリンダー式」「磁気カード式」などで鍵やICカードを紛失してしまった場合や、「ダイヤル式」「生体認証式」の場合は、金庫の持ち主、本人でなければ開けることはまず困難です。自力で破壊しようと試みると、防犯アラームが作動したり、更にロックがかかって開けにくくなってしまうものもありますので、素人が破壊しようとするのは危険です。

 

鍵専門業者や金庫専門店に問い合わせて開錠依頼するのが良いでしょう。出張で開錠してもらうには、業者によっても金庫の種類によっても幅があります。およそ相場はシリンダー式で8000円から、ダイヤル式で12000円くらいのようです。但し、鍵を修復したり、新たな鍵に交換するのはさらに別料金がかかります。開錠後に不要な金庫を引き取ってくれる業者もあるので、問い合わせるときに併せて確認してみましょう。

製造年月について

耐火金庫の耐久年数は20年と定められています。先のJIS規格である耐火性を保証できるのが20年までのため、製造年月を確認して20年以上経っているものは売却は難しいでしょう。
比較的新しい金庫であれば、売却することは可能です。特にコンパクトな手提げ型であれば、容易に持ち運んだり、配送もしやすいので、個人で売却することが可能です。

新しい金庫は売却する

 

製造年月20年未満の比較的新しいタイプの金庫で、鍵の開閉に問題がないものは、売却できる可能性があります。様々な売却方法がありますが、メルカリやラクマなど個人売買を行うフリマサイトでも、金庫は比較的多く取引されています。

 

フリマサイトで売却するときには、据え置き型のように重量があるものは送料も高額になってしまうため、売れ行きはあまりよくありません。手提げ型のようなコンパクトタイプの金庫は発送もしやすく、需要もあるので個人売買に向くでしょう。ただ、金庫という安全・安心を求めるものである性質上、大手メーカーの製品や、説明書などが揃っているものの方が売れやすいです。売却相場は手提げ型金庫が500円から2,000円くらいです。
出品しても直ぐに買い手がつくわけではないので、急いで処分しなくてもよい方向けの売却方法です。

 

また、リサイクルショップなどの買取業者や、不用品回収業者でも金庫の買取を行っています。状態の良い新しい金庫ならば、数社査定を依頼してみると良いでしょう。買取価格はメーカーや新しさにも左右されますが、手提げ型金庫で500円程度が相場のようです。少しでもお金になればと考える方向けです。

古い金庫は不用品回収業者に

製造年月が古く、鍵の開閉ができないような壊れている金庫は、ほぼ買い手がつかず売却できないため、不用品回収業者に依頼して処分します。不用品回収業者の場合は、どのような状態の金庫であっても回収してもらえる上、運び出すのが難しい大きな据え置き型であっても回収可能です。しかも新しい金庫で状態が良いものの場合は、買取してもらえることもあるので、確実に金庫を処分したい方には適した処分方法です。

 

また、不用品回収業者は取り扱う商品の幅が広いので、他にも処分したいものがある場合には、まとめて処分することが可能なので大変便利です。引っ越し、家の売却や親の遺産整理などで、一気に片づけたいものがある時には特におすすめです。

 

多くの不用品回収業者があるので、信頼できる業者を選んで、まずは相談してみましょう。どこの回収業者が良いか迷われる場合は、不用品をどこよりも安く回収する業界最安値宣言をしている「不用品回収ルート」を検討してみて下さい。「不用品回収ルート」は買取サービスも行っているので、不用品の処分と同時に買取査定も行えます。明瞭会計で追加料金など煩わしいシステムがなく、対応エリアも関東、近畿、四国、九州までと幅広いので、ご希望の日時までに不用品をまとめて処分したい方には最適です。

不法な回収車には注意!

最後に注意点です。「どんなものでも無料で回収します」とアナウンスしながら軽トラで住宅街を回る不用品回収業者があります。面倒で処分を見合わせている金庫などは、このアナウンスを聞くと「無料で引き取ってもらえるなら便利」と思ってしまうのですが、無料で回収すると謳っていても、「重量がある」「金庫は別扱い」など、後から追加で高額請求されたり、回収後に不法投棄をしたりする悪徳な業者もあります。もし回収後に不法投棄をされてしまうと、責任は持ち主になるため、後から大きなトラブルに発展する可能性があります。 そうならないためには、回収車ではなく、予めホームページなどをチェックして信頼できる会社をみつけ、先に見積を出してもらうことを忘れないようにしましょう。

 

<回収業者のチェックポイント>
・創業年数が長い
・古物商許可証を所持している
・回収実績が多い
・口コミ評価が高い
・先に見積もりを出す

 

「不用品回収ルート」は古物商許可を得て買取・回収を行っている創業17年の会社です。年間の回収実績は20,000件あり、お客様満足度が97.5%という高い評価を得ている安心の会社です。無料見積は電話、メール、LINEで24時間365日受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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